メレル 1TRLを履く!

RYO TAKASHIMA & HIKARI SHIBATA TRY IT.
 

十数年前までの〈メレル(MERRELL)〉といえば、なんたってフェス。参加者たちの足元を彩るのは、名作「カメレオン」や「ジャングルモック」「モアブ」でした。その一世風靡からときが経ち2020年にローンチされたプレミアムコレクション「MERRELL 1TRL(メレル ワンティーアールエル)」は、海外で圧倒的な支持を受け、ここ日本のストリートシーンでも〈メレル〉の人気が再燃中。というわけで、「渋谷パルコ」にオープンした新店舗を舞台に、2人のファッションアイコンと人気の理由を紐解きます。
-----
Photo_Hikaru Morita
Text_Keisuke Kimura
Edit_Hideki Shibayama
 

世界にひとつしかない、MERRELL 1TRLのショップ。

アメリカ・ユタ州バーナルで1981年に誕生した〈メレル〉。これまでもハイキングブーツを筆頭に、数多くの名品を生み出してきました。そこからときを経て2020年。ブランドのプレミアムラインとして誕生した「MERRELL 1TRL」がヨーロッパで始動。

そこから、海外の高感度なインフルエンサーやショップの目に止まり、徐々に認知度を拡大。日本での注目度も自然と高まり、ついに2023年3月、渋谷PARCOに「MERRELL 1TRL」のフルラインナップが見られるショップがオープンしました。しかも、世界でここだけしかないという「MERRELL 1TRL」のショップです。

世界初ということもあり、ショップの設計も、店内のレイアウトも、商品の構成も、すべてヨーロッパのMERRELL 1TRLチームが手がけたそう。什器なんかもすべてオーダーメイドなのだとか。

そんなお店を訪れたのは、次世代のファッションアイコンであり、「MERRELL 1TRL」が気になっていたという高島涼さんと柴田ひかりさん。2人は、「MERRELL 1TRL」の何を選ぶ!?
 

 

高島 涼とMERRELL 1TRL。

ー 高島さんはすでに「MERRELL 1TRL」をお持ちだそうですね。

HYDRO MOC AT RIPSTOP ¥18,700

 
 

高島:そうなんです。昨年「HYDRO MOC AT」というモデルを買いました。
 
 

ー そもそも、〈メレル〉にはどんな印象をお持ちですか?

高島: ブーツの「WILDERNESS」の印象が強いですね。アウトドア用というイメージも。ただ、ぼくはアウトドアもあまりしないし、フェスにも行かないので、触れる機会はそんなに多くなかったというのが正直なところです。
 

ー なのに「HYDRO MOC AT」を購入したきっかけは?

高島: 海外のインスタグラムアカウントをよくチェックするんですけど、2年前くらいに、その人たちが「MERRELL 1TRL」をアップしはじめたんです。それを見てカッコいいなと思っていて。
 

ー 具体的に、どんなところに魅力を感じましたか?

高島: 楕円形の独特なデザインがモダンかつ機能的で面白いなと。履き心地ももちろんいいですし、サンダルとスニーカーをハイブリッドさせたような見た目もユニーク。ありそうでないデザインなんです。 

MOAB MESA LUXE ¥24,200

 
 

ー どんなシーンで履いているんでしょうか。

 高島: 割とシーンを問わずって感じです。ぼくのファッションにも合わせやすいし、履いていて疲れないので長い距離を歩くときなんかもいいですね。昨年、キャンプに行ったときも履いてました。汚れても普通に洗えるので、気兼ねなく履けるのも気に入っているんです。 
 

ー 店内を巡ってみて、気になるモデルはありましたか?

高島: 「HYDRO MOC AT CAGE」と「HYDRO MULE」の2足ですね。やっぱり「HYDRO MOC」シリーズが好きみたいです(笑)。
 

ー 今日はそれに合わせるコーディネートもしていただきました。「HYDRO MOC AT CAGE」には〈アークテリクス〉のジャケットを合わせていましたね。 

 

PICK UP ITEM 01

HYDRO MOC AT CAGE ¥17,050

 
 

高島:ここ最近はアウトドアミックスが多いです。コーディネートのどこかに、必ずテッキーな要素をいれちゃいます。ちなみにパンツはロンドンの〈セイジネーション〉というブランドのもの。極太のシルエットに対して裾幅はコンパクトなので、シューズも見せやすいんです。
 

ー 高島さんといえば、キレイめなセットアップのイメージなんかも強いです。

高島: 昔はそうだったんですけど、1年前くらいから、トレンドもあってアウトドアテイストの着こなしが多くなってきています。
 

ー コーディネートのポイントも教えていただけますか?

高島:「HYDRO MOC AT CAGE」は、効率的に水抜けするように開けられたアッパーの穴が特徴的なモデル。そのデザインを生かしたいので、まずは靴下を見せたいですよね。
 

ー 今日は白のソックスでした。

 高島: シューズ自体がオールブラックなので、柄物のソックスも面白そう。今回はコットンのワイドパンツに合わせていますが、例えば裾を絞れるナイロンパンツとかも、最高に合うと思いますよ。
 

ー 「HYDRO MULE」も選んでいただきましたが、どこに惹かれたんでしょうか?

 

PICK UP ITEM 02


 
 

高島: とにかくめちゃくちゃ軽いんです。足を通して驚くくらい。ミュールタイプなので脱ぎ履きも楽ですし、デザインも可愛らしい。
 

ー「HYDRO MULE」はイージーケアなモデルで、ソールも擦り減らないよう、特殊なものが採用されているんです。

 高島: こういう軽量なシューズって心もとない感じもするんですけど、履き心地や歩いた感じは、本当にしっかりしています。クッション性もあるし、フィット感も心地よい。旅行のセカンドシューズとしても使えそうですね。

 

ー こちらのコーディネートのポイントを教えてください。

高島: 〈ダイワ ピア 39〉のジャケットに、自分のブランド〈クレスト〉のパンツとシャツを合わせました。どちらのコーディネートにも言えますが、靴の色はトップスかインナーで拾うようにしています。
 

ー いろいろと見ていただきましたが、改めて「MERRELL 1TRL」の魅力はなんだと感じましたか?

高島: デザインが唯一無二なところ。パッと見ただけで「MERRELL 1TRL」とわかりますからね。やっぱりぼくは、あくまでビジュアル重視です。だけど、その結果機能的であれば最高にうれしい。「MERRELL 1TRL」はそんな靴だと思います。

 

 
-----

 

柴田 ひかりとMERRELL 1TRL。

 

ー 柴田さんは〈メレル〉の製品、お持ちだったりしますか?

MQM ACE LEATHER ¥31,900


  

柴田:靴ではないんですけど、バッグをめちゃくちゃ愛用していて。ひとつ目を買ったあとにあまりにも気に入って、もうひとつ買っちゃいました(笑)。
  

ー なにがそんなに良かったんでしょうか?

柴田:パッカブルだからコンパクトになって、背中のフィット感もいいんです。旅行にも最適だから、去年行ったアメリカにも持って行きましたし、先日デンマークのコペンハーゲンに行ったんですけど、もちろん持っていきました。
 

ー ところで、柴田さんは〈メレル〉にどんな印象をお持ちでしょうか?

柴田:やっぱり「HYDRO MOC」の印象が強いです。夏は川に行くことが多いので、いつも「今年はシューズも買うぞ」と思ってるんですけどタイミングを逃していて。あと、前まではトレッキングのイメージが強かったんですけど、ここ数年は普段使いしやすいようなものも多いですよね?
 

ー それが「MERRELL 1TRL」のモデルなんです。しっかりとアウトドアのスペックを装備しながら、普段も履けるデザインに落とし込まれていて。

柴田:なるほど。そういうことだったんですね。「MERRELL 1TRL」はどのモデルも、デザインが本当に好みです。

MTL LONG SKY 2 × RCI ¥17,600

 

ー 柴田さんは旅行もそうだし、アウトドアアクティビティもよくやられている印象があります。

柴田: キャンプもするし登山もするし、夏は川遊びとかもします。というかアウトドア以外の遊びが、逆にわからなくて…。
 

ー だからか、普段の服も機能的なものが多いですよね。

柴田: それでいうと、コペンハーゲンって天気が刻一刻と変わるんです。晴れてると思ったら30秒後に雨が降ったり。だから現地の人たちもシェルジャケットに機能的な靴を履いている人が多くて。それも素敵だったので、今後もそういうものが増えていくかもしれないです。
 

ー 今日は店内で気になるシューズ2モデルを選んでいただきました。まず「MOAB MESA LUXE」を履いてみた感想を教えていただけますか?

 

PICK UP ITEM 01】

MOAB MESA LUXE ¥24,200

 

柴田:春らしい色でいいですよね。自分のワードローブとも合いそうだし、登山靴のデザインですけどスエードが使われているから程よいシティ感もあります。しかもワントーンなので割と何にでもハマる印象です。あと、見た目が重そうなのに本当に軽い。

 

ー デニムに白パンの組み合わせも素敵でした。

柴田:年齢的にも、全身古着で揃えるわけにはいかなくなってきた気がしていて、少しだけ女性らしさとか品も意識するようになってきたんです。メガネもかけてみたりして。こういうスタイルに、足元だけアウトドアの要素を加えるのもいいですよね。
 

ー 「HUT MOC 2 PACKABLE」も選んでいただきました。どんなシーンで使うイメージですか?

 

PICK UP ITEM 02

HUT MOC 2 PACKABLE ¥13,200

 

柴田: それこそ旅行とかに持っていきたいなと思って。ひと足遅かったですけど、コペンハーゲンにも持っていきたかったです。
 

ー 左右の靴をジップでくっつけてカラビナをつければ、カバンに引っ掛けられるモデルです。

 柴田: 携帯性がとてもいいですよね。機内でもサッと履けるし、現地に着いてホテルで履いても良さそうだなって。あとはキャンプのセカンドシューズとか、夏は川辺でも履きたいなって思ってます。なにより軽すぎて驚きました。

 

ー コーディネートのポイントは?

柴田: 〈パレル〉というコペンハーゲンのアウトドアブランドのシェルに、スリットの入ったスカートを合わせました。さっきも言ったように、カジュアルに振りすぎず、少しフェミニンなアイテムを混ぜるのが最近の気分。ソックスはあえてダボつかせて履くことが多いですね。
 

ー 柴田さんの靴の好みとかも教えていただけるとうれしいです。

柴田: ピカピカよりも、汚れが似合う靴が好きです。土とかついているとキュンとします。

ー その点、「MERRELL 1TRL」の靴はいかがですか?

柴田: 結構、ボソボソしているのが似合うと思います。特に「MOAB MESA LUXE」のアッパーのスエード部分とか、履き潰しがいがありそうというか(笑)。「この靴は汚れが似合いそう」っていう視点で買うことも多いです。雨の日にわざと履くこともあるんです。なので早くこの2足も外で履いて、汚したいですね(笑)。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

MERRELL

Instagram:
@merrell_japan
@merrell_1trl
merrell.jp

 

MERRELL 1TRL TOKYO

場所:渋谷パルコ 5階
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
電話:03-6809-0037